2019年4月3日、2019年5月15日に日本弔い委任協会が行う弔い委任講座に協力団体として一般社団法人つむぐの理事 長井が登壇しました。
「弔い委任」とは子どもがいないなどの事情がある方が自分の葬儀・納骨、あるいは死後の事務処理、生前の後見などを契約書にもとづいてお寺に委任する仕組みを指します。
お寺に託す死後事務委任の取り組みを全国に広げていくべく、弔い委任協会が命名しました。
一般社団法人つむぐは「おひとりさま」が最期を安心して迎えられる社会を目指し設立されたため、日本弔い委任協会の取り組みに共感を抱く点が多く「弔い委任」を推し進めるための協力団体として参画しています。
当初の想定を大きく上回った「弔い委任講座」では、一般社団法人つむぐの長井が「死後事務」や「実際の相談ケース」、「お寺での終活講座」など活動を通しての実例をまじえながらお伝えしました。
講習は死後事務、後見人、遺言書、お墓の弔い、相談実例など多様なトピックスを1日かけて行われ、立教大学の星野哲さんもゲスト登壇してくださり、充実した講座になったことがアンケートの満足度の高さからもうかがえました。
弔い委任協会が目指す形は「お寺が主体となっておひとりさまの弔いを行う」こと。
このため、多くのお寺にとってこれまであまり縁のなかった「遺言書」「死後事務」「後見人」といった用語が並ぶ「弔い委任」に対して最初はそこまで多くの寺院が興味を抱けないのではないか?
という想定をしていましたが実際は定員を超える申し込みがあり、講座を開くことで寺院の声を聞くと「檀家さんにおひとりさまがいる」「実際に死後のことを任せたいと言われている」といった声が聞こえてきました。
協会が想定していた以上に目の前に困っている「おひとりさま」がいる寺院や「これから必要」と考えている寺院が多く1ヶ寺1ヶ寺にあった「弔い寺院」のあり方をお手伝いしていきたいと感じました。